Volume.4

オーナー様・入居者様に

応えるために

DXを推進させながら、

もっと髙松エステートを

強くする。

もっと髙松エステートを強くする。

髙松エステート 東京 DX推進課

石川 寛明いしかわひろあき (左)

郷田 圭子ごうたけいこ (右)

業務効率と顧客満足度を
上げる、DX推進課の仕事
※DX:デジタルトランスフォーメーションの略で、新しい技術やコンピューターを使って、仕事や暮らしをもっと便利にするための変革を行う取り組み。
石川当然セキュリティをしっかりと確保しつつ、デジタル技術を駆使して社内の業務プロセスを改善し、オーナー様や入居者様へのサポートをさらに充実させること。それが私たちDX推進課の使命です。現在、5人体制で、情報共有できるツールや電子決裁システムの導入などを積極的に行い、社内の効率化を進めています。DX推進課ができる数年前は、社内連携を迅速にするためのグループウェアも整っていなかった状態からのスタートでした。弊社は営業拠点が多くあるだけに、拠点間のやりとりをいかに円滑にするかも課題でした。
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郷田そうですね。クラウド型ワークフローシステムの導入を介して、契約書類の電子化や請求書情報の読み取り自動化などスピードの向上も含め、業務の改善、そして効率化は進んできたように思います。社内業務の効率化が進むほど、社内業務以外の時間をもっと有効に活用できる。仕事全体の質を上げることで、オーナー様・入居者様の満足度も上げることにつながることを実感しています。
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石川社員には個々にソフトの導入などの際に説明会など開いています。もちろん個別の相談も。まずは敷居を低く、実際にふれながら徐々に覚えてもらうようにしています。短期間で様々な新しいシステムが入ってくるので、なかなか全員が足並みをそろえて慣れるには時間がかかりますね。
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郷田DXを推進する者としての難しさもあります。社内からの要望をそのまま実装すれば良いわけではありません。例えば、システムに「コピー」ボタンを設けて、その機能だけを実装すると、意図せずデータが上書きされてしまうことがあります。また、「削除」ボタンを設置した後に、復元機能が必要だという要望が後から出てくることもあります。そのため、現場で実際に業務を行う人たちの視点に立ちながら、予想される問題を事前に考慮する姿勢が不可欠です。
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石川会社全体としては、髙松建設グループに属しているため、DXの推進は何もゼロからのスタートではありませんでした。グループ全体で推進しているDXの基盤を活用しながら、髙松エステートもそのネットワークに参加し、一体となってDXを推進している状況です。
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郷田それだけに新しい提案を受け入れてもらいやすい環境にありますね。どんどん新しいチャレンジができます。
また、私たちの部署には、決まったルーティン業務があるわけではありません。DX推進に携わりつつ、IT機器の運用・管理など一般的な情報システム部門の管理も担当しています。具体的には、システム導入や計画の立案に関する資料作成などの業務にも務めています。
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石川DX推進課の設立により、社員の働き方や髙松エステート全体の連携力が強化されていることを期待しています。最近でこそリモート会議も取り入れていますが、グループウェア導入前は、拠点間での打ち合わせのたびに、直接集まらなければなりませんでした。より効率的に、一丸となって、あるべき方向へ進んでいるように思います。
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新しい仕組みを、オーナー様・入居者様のために
郷田自分が手がけたアプリやシステムが会社の仕組みとして機能し、社員に活用されているのを見ると、大きなモチベーションになります。

特に、使われることでデータベースが蓄積されていくのも大きな利点です。業務上、昨年1年間の特定案件の情報が必要になることもよくありますが、これまでは過去のデータを手作業で集めなければなりませんでした。それが、仕組み化によって、ボタン一つで簡単に表示できるようになりました。この改善が、社員だけではなく、オーナー様にも役立っているとしたら、私にとっても本当に嬉しいことです。
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石川これまでできなかったことができるようになり、皆が不便に感じていた部分が改善されて、働きやすくなる。そのこと自体が私たちにとって大きなやりがいですし、社内で求められる存在としての影響力も発揮できていると感じます。

そのためにも、業務の改善に向けて、新しいことを社内に浸透させる際には、常に「分からない方や苦手意識のある方」に向けて、丁寧にコミュニケーションすることを心がけています。
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郷田それが最も重要であり、同時に難しいことだと感じています。暗黙の了解で物事を進めず、分かりやすいマニュアルを作成するなど、明確な説明が大切ですね。
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石川やりがいや手応えを感じる一方で、現場でできることがまだ限られていると感じています。社内のデジタル化は進んでおり、現場でも問題や不具合があればすぐに共有や連携ができる環境は整っていますが、もっと管理会社としてさらに屋外で強化できる部分がないか、常に模索しています。オーナー様と入居者様のために、やるべきことは尽きないですね。
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郷田やるべきことは本当に尽きません。最近の取り組みとしては、人間にしかできないと考えられていた作業や、より高度な業務を自動化することを目指し、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入を進めました。これにより、時間のかかる作業から解放され、他の業務に専念できるようになることが狙いです。また、特定の人の裁量やクオリティに頼っていた業務を標準化する目的もありました。DX推進課が主導し、各営業所に使い方を指導しながら活用できる体制を整えました。
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石川営業所だけでなく、東京本店でも事務系の職種などはRPAの導入を進めています。

DX推進課が目指すところは、やはり、私たち髙松エステートがビジョンで掲げている、「マンション管理のリーディングカンパニー」です。あらゆる業務改善の仕組みづくりは、そこを見据えてこそ。デジタル技術を駆使することで、社員一人ひとりが成長を続け、オーナー様と入居者様に寄り添い続ける、マンション管理のプロ集団でありたいと思います。
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インタビューを終えて
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DX推進課の話をしながら、あらためて最終的に自分たちが目指すものは「マンション管理のリーディングカンパニー」であることを再確認(笑)。できなかったことを、できるようにする! 髙松エステートをDXで次のステージへ。
【石川】

DXは、私にとって「好きなことが仕事になっている」という感覚です。日々の興味から得た知識を仕事に活かし、アウトプットしていく。自分自身がワクワクしつつ、皆さんのお役に立てることができれば嬉しいです。
【郷田】